グッドスマイルレーシング(GSR)は6日、「ワンダーフェスティバル 2011[冬]」が開催された千葉県・幕張メッセ国際展示場にて、今期「GSR&Studiewith TeamUKYO」としてBMW Z4 GT3での参戦を報告した。
グッドスマイルレーシングは、2008年よりSUPER GT300クラスに人気キャラクター「初音ミク」のマシンカラーリングで参戦しており、今期はチームのスポーティングディレクターに元F1ドライバーの片山右京氏を、スペシャルサポーターとしてF1ドライバーの小林可夢偉氏を迎え、Rd.4のセパン戦を含むシーズン全戦参戦を予定。
発表会では、2011年チーム体制の発表(ドライバー、レースクイーンの発表)に加え、片山右京氏の登壇や、小林可夢偉氏からのスペシャルメッセージが上映され、今後の抱負を語った。
2011年度のドライバーは、Aドライバーに昨年のGT300クラスでも優勝経験のある谷口信輝選手、Bドライバーには昨年のチームドライバーでもある番場琢選手の起用が決定。谷口選手の去就については、片山氏が直々に電話でオファーしたという。GSRについては、「モータースポーツ好き以外の人もレースを見る機会が増える面白いプロジェクトだと思っていたので、今年参加できて嬉しい。チャンピオン以外考えていません」と気合の入ったコメント。
後輩の番場選手は、「今回、谷口さんとペアを組めるということで、たくさんのことを吸収して頑張りたい」とレースへの意欲を見せていた。
なお、今回おそよ9年ぶりにスポーティングディレクターとしてモータースポーツ界に復帰した片山氏は、GSRへの参加について「初音ミクをはじめとするアニメファンのエネルギーを目の当たりにし、自動車メーカーではできない面白いことを一緒にやれるのではと思いました。このみんなのエネルギーを合わせて、モータースポーツだけでなく大きい世界に飛び出したい。かわいいだけじゃない、カッコイイミクを見てください!」と、新たな分野とのコラボレーションに期待を寄せる。
また、イベントに参加できなかったスペシャルサポートメンバーの小林選手からは激励のビデオメッセージが届いた。このメッセージを受け、片山氏は「僕、このVTRを撮っていたときに隣にいたんですが、これTAKE11くらいですから(笑)」とこぼれ話を披露し、会場の笑いを誘っていた。