キヤノンは7日、「PowerShot A」シリーズから光学ファインダーを搭載し、電源に単3形電池2本を使用する「PowerShot A1200」を発表。3月3日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は1万2,000円前後。

光学ファインダーを搭載した「PowerShot A1200」

同製品は、「PowerShot A495」の後継機で、広角28mmからの光学4倍ズームレンズと、有効約1,210万画素のCCDセンサーを採用したコンパクトデジタルカメラ。同社独自の映像エンジン「DIGIC 4」を搭載し、HD動画撮影機能も装備する。

背面には、2.7型液晶モニターを搭載する

32のシーンを認識する進化した「こだわりオート」や、人物のほかに動物や乗り物などの動く被写体にもピントと露出を合わせ続ける新機能「主役フォーカス」も搭載。「極彩色」や「魚眼風」などの演出効果が楽しめる「クリエイティブフィルターモード」では、新たに「トイカメラ風」と「モノクロ」が加わって、計6つの効果を利用できるようになっている。

このほか新機能として、「明るさ」「あざやかさ」「色合い」の調節を行うバーが1画面内に並んで表示され、まとめて設定が行える「ライブビューコントロール」や、ストロボ使用禁止と操作音のオフをまとめて設定し、光量不足の場合はISO感度を自動的に上げる「マナーモード」も搭載。周りの明るさに応じてISO感度を自動調節してブレを軽減する「ブレ軽減モード」にも対応している。