"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは主婦のプチ整形願望。メスを使わず手軽に"見た目"を変えられるとあって、最近は女性誌などでもよく取り上げられているプチ整形。興味を持っている主婦はどれくらい? "直したい"ところは?

今回取り上げるのは、キャリア・マムが昨年12月に行ったプチ整形についての調査。20代から50代の同社WEB会員301人が回答した。

「プチ整形をしてみたい」という主婦の割合は3割と意外に少ない。「したくない」が45%と多く、「プチ」整形とはいえ、自分の顔の形状を変えることにはまだまだ抵抗感があるようだ。ちなみに「すでにしたことがある」という経験者は5%で、そのうち8割が"結果"に満足していたという。

やってみたいプチ整形では、「シミ」がもっとも多く、「ほうれい線」「シワ」「顔のたるみ」「ほくろ」「二重にする」「まつ毛植毛」と続いている。プチ整形にかけてもいい金額については、「~1万円」「~3万円」「~5万円」がほぼ同じ割合で多く、合わせると9割を占めた。5万円以上払ってもよいという回答者は1割にとどまっている。経験者だけをみると、「3万円程度まで」という回答が47%と多く、「1万円程度まで」は13%と少なかった。

さて、プチ整形の目的だが、未経験者では「美しくなりたい」「印象をよくしたい」「若くなりたい」という回答が多く、それぞれほぼ同じくらいの割合。一方の経験者では「印象をよくしたい」の割合が増え53.3%となっている。

また、「プチ整形に期待すること」では「前向きに生きられる」「毎日が楽しくなる」という回答が多かったが、経験者ではさらに「人間関係がよくなる」「仕事がうまくいく」「恋愛がうまくいく」といった回答も目立ったそうだ。同レポートではこうした結果から「対人関係や仕事などへの期待をプチ整形にかけている人ほど実際にプチ整形をしているといえるのだろう」と分析している。

「プチ整形をしたことを人に話すか」という質問では、未経験者の41.7%が「聞かれれば話す」と回答。「積極的に話す」と答えた人は全体の1割を切り、「なるべく話さない」「絶対話さない」が合わせて4割程度となった。ちなみに「成人した子どもがプチ整形をしたいと言ってきたら…」という質問に「賛成」または「子どもに任せる」と回答したのは3割。「できればやめてほしい」が41.9%ともっとも多く、「絶対反対」は16.9%だった。