植村花菜さんが歌う『トイレの神様』。感動的な歌詞ではあるが、本当にトイレ掃除で「べっぴんさん」になれるの? そんな疑問に答えてくれるようなアンケートをライオンが行った。トイレと「美人」にはいったいどんな関係が見られたのだろうか。トイレ掃除で"いいこと"は起きるのだろうか。
ライオンが3日に発表したのは「トイレの清潔さに関する比較調査」の結果。昨年12月24日~28日、全国の20~39歳の男女490人を対象にインターネット調査し、「トイレをキレイにしている人」(以下『ピカピカトイレ層』)と「トイレをキレイにしていない人」(以下『残念トイレ層』)を比較した。
まずはトイレと美人の関係。「自分のことを美人だと思う」と答えた女性は「ピカピカトイレ女性」で28%いたが、「残念トイレ女性」では14%。「異性にモテると思う」も、「ピカピカトイレ女性」が28%だったのに対し、「残念トイレ女性」は13%と少なくなっている。
「異性に告白された人数」の平均にもかなりの違いが。「ピカピカトイレ女性」は「7.4人」だったが、「残念トイレ女性」は「4.8人」。同調査結果をみると、確かにトイレをキレイにしている女性の方が「美人でモテる」という傾向があるようだ。
一方、男性には仕事や出世のことを聞いている。「(自分のことを)仕事ができると思う」と答えたのは、「ピカピカトイレ男性」では83%に上ったが、「残念トイレ男性」では42%と少なかった。「同期と比べて出世している(もしくは仕事が評価されている)」と考える人の割合も「ピカピカトイレ男性」が53%、「残念トイレ男性」が25%と差が開いている。 よくいう「金運」との関係も調査している。それぞれの層に個人年収を聞いたところ、「ピカピカトイレ層」が261万円で、「残念トイレ層」は237万円。その差は24万円あった。また、世帯年収では「ピカピカトイレ層」が542万円だったのに対し「残念トイレ層」は454万円。その差はなんと90万近くも開いている。
しかしなぜトイレ掃除をした方がモテたり、仕事ができたりするのだろう。同調査では2つの層の性格や意識の違いも調査。その結果、「ピカピカトイレ層」には段取りがよく、友人が多くて社交性がある傾向がみられたそうで、「こういったことが、仕事や人間関係での評価につながっているのではないだろうか」と分析している。