AppleがiOS向けの写真処理ソフトウェアエンジニアの専門家を募集していることが話題になっている。役職のタイトルは「iOS Photography Software Engineer」で、勤務地は同本社のある米カリフォルニア州クパチーノ。特にテキストレンダリングやHTML/CSSに関する技術が主要トピックとして挙げられており、ここから同社が目指す次の想像ができそうだ。AppleInsiderが報じている。
今回募集されているのはMacやiOSのプログラミング技術を持つフルタイムのエンジニアで、入社後はApertureやiPhotoを開発したDigital Photographyチームへ参加することになるという。MacやiPad向けの写真処理アプリケーション制作に加え、テキストレンダリング/編集、HTMLを使ったデジタルパブリッシングや写真中心のコンテンツの閲覧などの実装において同チームを支援してほしいというのがその内容だ。これまでの募集にはあまりない特記事項としては、HTML、HTML5、CSSなど最新のWeb技術に精通していること、また写真に対する興味があり、これに関する処理技術経験を持っていればなお良しという。このあたりが次世代ソフトウェアの実装のヒントかもしれない。
これだけだと不明な部分が多いが、AppleInsiderでは今回の募集にはiOS 4.3以降での実装が噂されている「Photo Stream」(Media Stream)機能に関連するものが予想できるという。MobileMeでの説明によれば、これは過去30日間にアップロードまたは保存した写真を、手持ちのデバイスすべてで閲覧またはダウンロードすることが可能というもので、クラウド型サービスのような連携が想定されるということだ。