エプソンは、カラーFAXと自動両面対応のADFを備えたビジネス向けのA4インクジェット複合機を2モデル、2月9日より発売する。価格はオープンだが、直販サイト「エプソンダイレクトショップ」での予定価格は、上位モデルの「PX-673F」が39,980円、下位モデルの「PX-603F」が29,980円。
「PX-673F」は大容量の2段フロントカセットを装備し、A4普通紙を最大で500枚まで給紙できる。「PX-603F」は最大250枚の1段フロントカセットだ。
給紙カセット以外の主な仕様はほぼ共通で、自動両面印刷に標準で対応するほか、最大30枚のADFも自動両面読み取りに標準対応している。これにより、両面原稿の自動両面コピーやFAX送信が可能。
前面の操作パネルはチルト機構を採用。「PX-673F」の操作パネルには、コンシューマ向けモデルの「EP-803A」などで好評の「カンタンLEDナビ」を搭載した。操作可能なタッチボタンのみLEDで示されるので、迷わずに使える。
インタフェースはUSB 2.0、および10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。USBメモリなどの外部ストレージや、PictBridge対応デジタルカメラを直結するUSBポートも備える。
印刷最高解像度は5,760×1,440dpiで、ノズル数はブラックが384ノズル、カラー各色128ノズル(計384ノズル)。イメージセンサは解像度が2,400dpiのCIS、FAX規格はカラー対応のスーパーG3。
「PX-673F」の印刷速度は、プリンタドライバの初期設定でカラーが毎分約9.5枚、モノクロが毎分約15枚、最速はカラー/モノクロとも毎分約38枚。「PX-603F」の印刷速度は、プリンタドライバの初期設定でカラーが毎分約7.2枚、モノクロが毎分約15枚、最速はカラー/モノクロとも毎分約38枚。
本体サイズは、「PX-673F」の使用時がW446×D566×H312mm、排紙トレイなどの収納時がW446×D368×H300mm、「PX-603F」の使用時がW446×D557×H238mm、収納時がW446×D360×H226mm。重量は「PX-673F」が約9.8kg、「PX-603F」が約7.6kg。
対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.4.11以降。