ビクター・JVCは3日、ムービーとカメラの性能を融合させたHDハイブリッドカメラ「GC-PX1」を2月下旬より発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は10万円前後。

「GC-PX1」

GC-PX1は、「瞬間を切り"撮る"」をコンセプトに、肉眼では捉えられない決定的瞬間を撮影する機能を備えた。高画質画像処理エンジン「FALCONBRID(ファルコンブリッド)」を搭載し、60コマ/秒・最大144枚という高速連写機能のほか、動画撮影においては連続最長2時間の300fpsハイスピード撮影を実現(640×360/60p、音声なし)。1920×1080ドット/60pでのフルハイビジョン撮影が可能で、ビットレートは最大36Mbps。ハイビジョン放送の2倍の情報量をもつプログレッシブ方式を採用したことにより、撮影後の動画から静止画(1920×1080ドット)を切り出すことも可能だという。

撮像素子は1/2.3型 総画素1062万画素で、B.S.I CMOSセンサーを採用。ISOは6400まで設定できる。レンズは光学10倍「コニカミノルタHDレンズ」を搭載。焦点距離は35mmカメラ換算で38.5~385mm(静止画撮影時)、47.9~479mm(動画撮影時、1080/60p)。F値はF2.8~4.5。ワイド側での手ブレ補正能力をアップしたアクティブモード搭載の、光学手ブレ補正システムを実装した。

ボディのデザインは、堅牢で安定した撮影ができるスチルカメラスタイル。ボディ部にはアルミニウム合金を採用した。記録メディアには32GB内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。外形寸法は131(W)mm×67(H)mm×122(D)mmで、バッテリーを含む本体質量は約515g。