キヤノンは2日、電子辞書「wordtank Z」シリーズの高校生モデル「wordtank Z400」を3月上旬、中国語モデル「wordtank Z900」と初心者向け中国語モデル「wordtank Z800」を3月中旬、カラー&コンパクトモデルの「wordtank S510」を2月下旬に発売すると発表した。wordtank Zシリーズの価格はオープンで、推定市場価格はZ400とZ800が3万5,000円前後、Z900が4万3,000円前後。S510の価格は1万5,000円。

wordtank Zシリーズは、フラット・スライド・チルトの3WAYで使えるスタイリッシュデザインや、全面タッチパネルのクリアビューティー液晶を採用した電子辞書。見出し語はもちろん、例文や成句、解説文なども検索できる全文検索機能や、 液晶全面に筆記体での手書き検索ができる機能などを搭載している。

高校生モデル「wordtank Z400」本体色はホワイト・ブラック・ ピンクの3色を展開

高校生モデルのZ400は、高校生の使用頻度が高い「ジーニアス英和辞典 第4版」や卒業後も使える「ランダムハウス英和大辞典」など4種類の英和辞典から、センター試験やTOEICなどの問題集、英語のネイティブ発音約10万語を収録した「ジーニアス・サウンズ」など59種類の英語コンテンツを収録。また、国語や化学、歴史などのコンテンツも収録し、合わせて5教科13科目に対応。

中国語モデル「wordtank Z900」

中国語モデルのZ900は、語彙数の豊富な「中日大辞典 増訂第二版」や中国社会科学院の中中辞典「現代漢語詞典 第4版」、中国語のネイティブ発音約6万8,000語など、19種類の中国語コンテンツを収録。英語コンテンツの「ジーニアス英和大辞典」や「リーダーズ英和辞典 第2版」、「聞いて覚える英単語 キクタン TOEIC TestScore 600/800/990」なども収録し、海外ビジネスの場面でも役立つとのこと。

初心者向け中国語モデル「wordtank Z800」

初心者向け中国語モデルのZ800は、大辞典やビジネス用語、文法、会話集など厳選された14種類の中国語コンテンツを収録。「三省堂 ウィズダム英和辞典 第2版」や「オックスフォード現代英英 辞典 第8版」などの英語コンテンツや、海外旅行で役立つ「旅の指さし会話帳」の中国編・アメリカ編・英語JAPAN編を収録する。なお、Z800収録コンテンツはZ900も収録。

3モデルともに、表示装置は480×272ドットマトリックス4.3型液晶、電源は付属のリチウムイオン充電池「DB-10」を採用し、電池寿命は約127時間(英和辞典画面の連続表示)。外形寸法は約129(W)mm×77(D)mm×16.7(H)mmで、電池を含む質量は約220g。

カラー&コンパクトモデル「wordtank S510」

wordtank S510は、約24万項目収録の「広辞苑 第6版」や「百科事典 マイペディア」など収録したカラー&コンパクトモデル。パソコンに不慣れな人でも扱いやすい50音配列キーとなっており、キーサイズは従来機と比較して27%大型化されている。電源は単4形乾電池2本(電池寿命は約80時間 : 英和辞典画面の連続表示)のほか、パソコンからUSBケーブル経由で電源供給されるUSBバスパワーも利用可能。表示装置は320×240ドットマトリックス2.8型液晶。外形寸法は約83(W)mm×148(D)mm×16.5(H)mmで、電池を含む質量は約136g。