タグ・ホイヤーはこのほど、銀座の直営店「エスパス タグ・ホイヤー 銀座」にて、限定モデル『タグ・ホイヤー カレラ 300 SLR 1887 クロノグラフ』の新作発表会を開催した。雅楽師の東儀秀樹氏、新潮社の雑誌「ENGINE」編集長の鈴木正文氏をスペシャルゲストに招いてのトークショーも行われた。
同ブランドはメルセデス・ベンツとパートナーシップを結んでおり、『タグ・ホイヤー カレラ 300 SLR 1887 クロノグラフ』の名は、"伝説の名車"として知られる「メルセデス・ベンツ 300 SLR」への称賛が込められている。
ブラウンのダイヤルには、ヴィンテージ・ロゴ「HEUER」があしらわれ、「メルセデス・ベンツ 300 SLR」が活躍した1950年代を想起させるデザインに。最新鋭のクロノグラフ ムーブメント「キャリバー 1887」を搭載したことで、優れた精度を兼ね備えたモデルに仕上がった。
トークショーの中で同モデルが紹介されると、「ダイヤルがきれいですね」(東儀氏)、「タグ・ホイヤーはクルマとの結びつきが強いブランド。新作にも(タグ・ホイヤーとメルセデス・ベンツの)パートナー・スピリットを感じます」(鈴木氏)と、それぞれ感想を述べた。
東儀氏は雅楽師として活躍する一方、自らレースに出場するほどの"クルマ好き"としても知られる。さらに、「時計は大好きで100本以上コレクションしています。その日のファッションに合わせて着用していますね」と語り、時計にも深い造詣があることをうかがわせた。
「時計とクルマ」をテーマにトークを展開した東儀氏と鈴木氏。「ジュネーブで開催されたタグ・ホイヤーのイベント(『150年にわたり、スピードを制して / Mastering speed for 150 years』)に出席しました」と話す鈴木氏が、現地の様子を詳しく説明する場面もあった |
「タグ・ホイヤーの中では、1970年代のデザインを継承する『モナコ』に引かれます。映画『栄光のル・マン』でスティーブ・マックイーンが着けているのを見て憧れましたし、インスパイアを受けてレースにも臨むようになりました」と東儀氏。「時計とクルマ」をテーマに鈴木氏とトークを繰り広げ、来場者を沸かせた。
『タグ・ホイヤー カレラ 300 SLR 1887 クロノグラフ』は世界限定5,000ピースで、4月の発売を予定している。価格は47万2,500円。