東芝ホームアプライアンスは1日、ルームエアコン「大清快」の2011年度モデル「JDT」「JDX」「JR」シリーズを発表した。JDTシリーズは2月21日、JDXシリーズは4月1日、JRシリーズは2月15日発売。価格はオープン。市場価格は、冷房能力4.0kWモデルの場合、JDTシリーズ(RAS-402JDT)が22万円前後、JDXシリーズ(RAS-402JDX)が17万円前後、JRシリーズ(RAS-401JR)が15万円前後。冷房能力2.8kWモデルでは、JDTシリーズ(RAS-281JDT)が20万円前後、JDXシリーズ(RAS-281JDX)が15万円前後、JRシリーズ(RAS-281JR)が13万円前後。

ピコイオン空清機能を搭載する「JDT」シリーズ

高さ250mmのスリムボディ室内機を採用する「JDX」シリーズ

同じくスリムボディ室内機を採用する「JR」シリーズ。2.2kW機「RAS-221JR」では、幅が660mmのコンパクト室外機が採用されている。なお、JRシリーズのみ、再熱除湿機能を搭載していない

東芝グループのルームエアコンは、従来は東芝キャリアが扱っていたが、昨年5月より東芝ホームアプライアンスに移管された。

発表した3シリーズは、UDX/UR/UDシリーズの後継モデルで、9月に発表し、11月より販売を開始している「おまかせ大晴快」(JDRシリーズ)の下位グレード。JDTシリーズは、冷房能力2.2kW~5.6kWの5モデル、JDX/JRシリーズは、冷房能力2.2kW~4.0kWの4モデルとなっている。

昨年モデルとの大きな違いは、フィルターの自動クリーニングや空気清浄機能、省エネ機能などを、よりベーシックなグレードのモデルにまで搭載した点。2011年度モデルでは、最もベーシックなモデルのJRシリーズにも、フィルターの自動クリーニング機構が搭載されている(昨年のベーシックモデルUDシリーズでは、内部の乾燥機能のみを搭載)。また、ハウスダスト、ウィルスや菌などを帯電させて熱交換機の表面で捕獲、ドレイン水と一緒に排出する「プラズマイオンチャージャー」も全機種に採用。JDTシリーズでは、これに加えて室内にピコイオンを放出する「ピコイオン空清」機能も搭載する。省エネ機能も、「明るさサーチセンサー」により部屋が暗くなったら節電モードに入る「暗くなったら節電」機能を、全シリーズに搭載。また、JDT/JDXシリーズでは、大型液晶パネルを装備し、電気代表示などの機能を持った「ナビリモコン」も付属する(昨年モデルではUDX以上となっていた)。