ダイキン工業は31日、特定家庭用機器再商品化法(以下、家電リサイクル法)に基づく特定家庭用機器廃棄物の再商品化等に必要な行為に関する料金(以下、リサイクル料金)のうち、同社製のルームエアコンのリサイクル料金を2011年4月1日から改定すると発表した。

ダイキンのルームエアコン「うるるとさらら」

同社によると、2009年度の家電4品目(ルームエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機)の再商品化等処理台数は、業界全体で約1,879万台となり、そのうち同社製品の処理台数(ルームエアコンの1品目)は約16.6万台。再商品化率は84%に達成している。

今回、リサイクルプラントでの処理の効率化および金属資源の価格安定、2009年5月より実施されているエコポイント制度等による処理台数の増加により、収支が改善する見通しとなったことを受け、同社ではリサイクル料金を引き下げることを決定。現行料金は2,625円だが、4月1日より2,100円となる。なお、2001年4月1日時点では3,675円だった。