ナナオは、カラーマネジメントに対応した液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズの新モデルとして、2,560×1,440ドットの高解像度IPSパネルを採用した「ColorEdge CG275」を3月23日より発売する。価格はオープンだが、同社の直販サイト「EIZOダイレクト」での価格は231,000円。
「ColorEdge」シリーズは、デジタルフォトや印刷、映像制作など、ハイアマチュアから業務レベルの現場を主なターゲットにしたカラーマネジメント対応の液晶ディスプレイ。
「ColorEdge CG275」は、本体のベゼル部分に独自のキャリブレーションセンサーを内蔵するため、画面の調整(キャリブレーション)を簡単に行える。キャリブレーションを定期的に自動実行する「セルフキャリブレーション」機能も搭載。
採用するIPSパネルは、Adobe RGBカバー率97%(NTSC比102%)と広色域で、代表的な放送規格で定められた色域、ガンマをほぼ正確に再現するカラーモード(Rec709/EBU/SMPTE-C/DCI)を備える。
そのほか、画面の輝度ムラを低減する「デジタルユニフォミティ補正回路」、電源オンから短時間で設定輝度値へと安定させる「輝度ドリフト補正」、バックライト輝度を検知して経年劣化を補正する「ブライトネス自動制御機能」、滑らかな階調を表示する「16bitルックアップテーブル」、加法混色(RGBの組み合わせで色を表現する手法)の性能を高める「3Dルックアップテーブル」といった高画質化機能を持つ。
主な仕様は、画面サイズが27型ワイド、解像度が2,560×1,440ドット、輝度が270cd/平方メートル、コントラスト比が850:1、視野角が水平/垂直とも178度、黒白間の応答速度が12ms、中間階調の応答速度が6ms。
スタンドでは、上25度のチルト、左右172度のスイーベル、上下151.5mmの高さ調節、画面の縦回転(ピボット)が可能。
映像入力インタフェースは、DVI-D、DisplayPort、Mini DisplayPortの3系統で、すべてHDCP対応。USB 2.0×2基のUSBハブも搭載する。本体サイズはW646×D281.5×H432.5~584mm、重量は約13.6kg(遮光フード装着時は約14.7kg)。