ナナオは、2,560×1,440ドット表示が可能なIPSパネルの27型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan SX2762W-HX」を2月9日より発売する。カラーマッチングツール「EIZO EasyPIX」に対応し、セットモデルの「FlexScan SX2762W-HXPX」も2月28日より発売する。価格はオープンだが、同社の直販サイト「EIZOダイレクト」での価格は、「FlexScan SX2762W-HX」が124,800円、「FlexScan SX2762W-HXPX」が129,800円。
FlexScanシリーズのフラッグシップ、FlexScan SXシリーズに属し、DTP、CAD、動画といったクリエイティブワークや、デジタルフォトユーザーに向けた製品。Adobe RGBカバー率97%(NTSC比102%)という高色域や、16bitルックアップテーブルによる高い色再現性を備える。
10bit入力対応のMini DiplayPort端子や可動域の広い「FlexStand 2」を搭載し、電源オンから設定輝度に安定する時間を短縮する特許技術「輝度ドリフト補正機能」の強化(一層の短時間化)も図られた。
また、別売のカラーマッチングツール「EIZO EasyPIX 」にも対応。2月9日より配布予定の最新バージョン「EIZO EasyPIX Software ver.2.0」を用いることで、画面設定の目標時(輝度/色温度/色再現域/ガンマ)を数値で設定できる「キャリブレーション」モードが利用可能となる。
主な仕様は、画面サイズが27型ワイド、解像度が2,560×1,440ドット、輝度が270cd/平方メートル、コントラスト比が850:1、視野角が水平/垂直とも178度、黒白間の応答速度が12ms、中間階調の応答速度が6ms(オーバードライブ搭載)。
スタンドでは、上25度のチルト、左右172度のスイーベル、上下151.5mmの高さ調節、画面の縦回転(ピボット)が可能。
映像入力インタフェースは、DVI-D、DisplayPort、Mini DisplayPortの3系統で、すべてHDCP対応。USB 2.0×2基のUSBハブも搭載する。本体サイズはW646×D281.5×H425~576.5mm、重量は約13.6kg。