1977年の発売以来、ロングセラー商品として今も愛される"あの"お絵かきボード「せんせい」。その名に「あぁ、懐かしいなぁ」と目を細めた人も多いのでは? 2010年12月、その「せんせい」がiPhoneで楽しめるアプリ「iせんせいS」が登場した。線のかすれ具合や、一度では完全に消しきれないところなど、細かく再現されている点がおもしろい。実際の製品さながらのリアルな描き心地に、思わずニンマリしてしまうはずだ。

「iせんせいS」メイン画面。2色(黒・赤)のペンを使い分けられる「2カラーせんせい」バージョンだ

「ペンで描く」「スタンプを押す」「消す」といった基本操作に加え、iせんせいSではデジタルならではの便利な機能が追加されている。その代表的なものとして挙げられるのが、保存機能だ。メニューの「写真に保存」ボタンで、簡単に描いた絵をアルバム保存できる(画像として保存するので、再編集はできない)。そのほか、画面上部に4つの画像保存スペースが用意されており、それらの画像をスライドショーのように再生する機能も搭載。4つの絵にストーリー性を持たせて、4コマ漫画風に仕上げてみるのも面白い。

傑作が描けたら誰かに見せたくなるのが人情というもの。そこで、iせんせいにはボタン1つで描いた絵をメール添付できる機能や、専用Webサイトに投稿できる機能が備わっている。もちろん、4コマ風スライドショーも投稿可能だ。

メニュー画面

スライドショー画面

おなじみのシートは6種類

日付を入れ込む機能も

対応モデルは、iPhone、iPod touchおよびiPad互換、OSはiOS 3.1.3以降、ジャンルは教育、アプリサイズは4.7 MB、対応言語は日本語、執筆時のバージョンは1.0.0。また、iPad用には「iせんせい」が販売中。こちらは350円。