「M-1グランプリ2010」で準優勝し、一躍人気芸人の座に躍り出たスリムクラブ(真栄田賢、内間政成)が26日、グランドプリンスホテル新高輪で開催されたイベント「沖縄感謝の夕べ」に出席。彼らのふるさと沖縄の人々に凱旋報告と、沖縄国際映画祭のPRを行った。
スリムクラブの真栄田賢(右)と内間政成 拡大画像を見る |
M-1グランプリ効果はすさまじく、「160本以上お仕事をいただきました」とブレイクを実感する真栄田だが、内間は「昨日、給料日だったんですが、1人7万円でした。2人で10万円だったので、少しは増えましたけど……」と所属事務所である吉本興業の厳しい現実を暴露。そんな内間は、金銭面で奥さんにかなり心配をかけたそうで、真栄田が「奥さん、心配して、家で小さな模型を作る内職をしようとしていたんですよ」と相方の家庭事情を明かすと、内間も「(内職の)パンフレットが落ちてたんで、ドキッとしました。彼女はぼくに対して収入は求めていなかったんですが、(今回のブレイクで)ホッとしたと言っていました」と明るい表情で報告していた。
いまや沖縄の風物詩となった「沖縄国際映画祭」については、「映画祭は、年々スケールが大きくなってきています。上映イベントやお笑いライブも面白いんですけど、それと一緒に沖縄の南国ムードも楽しんでもらいたいですね」とPR。沖縄出身の彼らにとって、沖縄を舞台にした同映画祭はまさに「故郷に錦を飾る」イベントとなったが、真栄田によると「ただ、吉本興業という会社は大変に厳しい会社でしてね。我々も去年まではまったく無名だったので、ホテルに泊まることも出来ずに実家。移動も、タクシーは使えずに、実家の親父の軽トラックでした」とのことで、「今年もそうなんじゃないか……」と戦々恐々の二人だった。第3回沖縄国際映画祭は3月18日から27日まで、沖縄コンベンションセンターほかで開催予定。