セゾン自動車火災保険はこのほど、2011年に成人式を迎える新成人と20~60代の成人を対象に実施した「おとなの"損得"論 意識と実態」調査の結果を発表した。これによると、40~50代では「事故や病気などへの備え」に対する意識の高さが、女性が男性を14%も上回る結果となった。

同調査は、2010年12月13日~15日の期間にインターネット上で行われ、首都圏在住の男女600名から有効回答を得た。調査機関は楽天リサーチ。

これによると、各世代に対して、「おとな得」する生活を送るための対策案を12項目提示し、重視したいことを選んでもらったところ、世代ごと、また同じ世代の中でも男女により「おとな得対策」に差があることが明らかになった。特に差が顕著であった項目の1つが、「事故や病気などへの備え」に対する男女間の意識差。20~30代や60代では大きな差は開かなかったが、40~50代では「事故や病気などへの備え」に対する意識の高さが、女性が男性を14%も上回る結果となった。

また、40~50代の男女では、女性が「習い事などの自己啓発」「リサイクルなどエコな生活」を心がけたいと思っているのに対し、男性はそれらについてあまり興味を持っていないことも分かった。

「今後の将来を考えて「おとな得」する生活を送るために重視したいことはなんですか」 40~50代 男女別(男女差の大きい6項目) 出典 : セゾン自動車火災保険

世代別における「おとな得対策」を比べてみると、すべての世代を通じて「生活を楽しむための倹約」や「事故・病気などへの備え」について、高い意識を持っていることが判明。さらに「しっかり、お得に備える」ための対策である「保険の見直しや貯蓄運用の検討」については、新成人が最も高い結果となった。