宮崎あおいと堺雅人が26日、東京・大泉の東映東京撮影所で映画『ツレがうつになりまして。』の会見を行った。

宮崎あおい(左)と堺雅人 拡大画像を見る

本作は、2006年の発売以来、30万部を超えるベストセラーとなった細川貂々による人気コミック『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎刊)の実写化作品。自身の夫のうつ病と向き合って暮らした実話を、笑いと涙で描く。

堺とはNHK大河ドラマ『篤姫』以来、3年ぶりの共演となる宮崎は「堺さんとの共演をすごく楽しみにしていたんですけど、いい意味で、全然変わってないですね。相変わらずいい空気感で面白いです」と語ると、堺も「楽しみにしていたというよりも、頼りにしてるという感じですね。病人の役ということで、現場で不安にならなくてはいけないんですけど、安心して不安になれる相手というか、どっしりとした、存在感と安定感、もちろん魅力があります。3年前と変わらずに、おんぶに抱っこでやっています」と笑顔。

さらに、3年の月日に変わったことはないのかと聞かれた堺は「『篤姫』のときは、ただポツンと座っているだけの印象だったんですが、今回はぼくが本を読んでいる隣で彼女も本を読んでいて。それが毎日のように違う本なんですよ。こんなに読書家だったっけ? と思いました。控え室は役者が2人で、本を読んでいるという異様な雰囲気でしたね」と撮影エピソードを明かして、会場を笑わせた。映画『ツレがうつになりまして。』は今秋公開予定。

劇中に登場するグリーンイグアナのイグを囲んで。堺は「は虫類ってすごいなんだなと思いますよ。スタートという声と同時に動き出しますからね」とイグの思わぬ名優ぶりを披露