パナソニックは25日、3.5型大画面タッチ液晶を搭載し、タッチ操作で撮影後のレタッチも楽しめるデジタルカメラ「LUMIX(ルミックス) DMC-FX77」を2月25日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は3万5,000円前後。

「LUMIX DMC-FX77」。カラーはグラマラスピンク、レオパードゴールド、スエードブルー、リリーホワイトの4色を展開

同製品は、35mm判換算で24~120mmの新開発超薄型光学5倍ズーム「ライカDC バリオ・ズマリットレンズ」を搭載。2段沈胴メカニズムを採用することで、本体厚み20.6mmの薄型ながら、広角から望遠まで様々なシーンの撮影を可能にしている。超解像技術を用いてズーム域を拡大させるiAズームも搭載し、おまかせiA時や設定ON時は最大6.5倍ズームとなる。

撮像素子には、有効画素数1,210万画素の新開発ハイスピードCCDを採用。高速読み出しを実現するとともに、オンチップマイクロレンズの改善などにより感度も向上し、ノイズの大幅低減や解像感のある高画質を実現したとのこと。

動画機能は、フルハイビジョンのAVCHD動画に対応。新開発の「アクティブモード」を使うと、光学式の手ブレ補正に加えて電子式の手ブレ補正が働き、広角端でのフルハイビジョン動画における歩き撮りのブレを抑えた撮影が可能となる。

液晶モニターは3.5型23万ドットのTFT液晶タッチパネルを搭載

上部にはシャッターボタンと動画ボタン、スームレバーなどを配置

タッチパネルを使ったレタッチ機能では、顔認識を働かせて撮影した人物に対してエステレタッチやメイクアップレタッチ効果をかける「ビューティレタッチ」、輝度や彩度の補正が可能な「アートレタッチ」、メモリーカードに保存している画像からフォトアルバムを作成できる「マイフォトアルバム」の3つが楽しめる。

さらに、4秒間に20コマの連写撮影をした後にカメラが3D画像生成に最適な2枚を抽出し、3D画像を作成する「スライド3D撮影機能」も搭載する。

記録メディアは約70MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。突起部を除く本体サイズは99.7(W)mm×55.2(H)mm×20.6(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含んだ重さは142g。