富士フイルムは25日、単3形乾電池対応モデルの新製品として、薄さ27.8mm(最薄部22.0mm)のコンパクトボディに、単3形乾電池対応モデルでは最高クラスの有効1400万画素のCCDと、フジノン光学式5倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「FinePix AX300」を発表した。発売は2月11日で、価格はオープン。推定市場価格は1万3千円前後。

単3形乾電池対応モデル「FinePix AX300」

新モデルでは、FinePixの乾電池対応モデルでは初めて、「電子フォトアルバム機能」(フォトブックアシスト)を搭載。撮影した画像のうち、気に入ったものにボタン操作でマークを付け、まとめてグルーピングしておけば、それらを液晶モニター上で電子フォトアルバムとして閲覧することができる。大量の画像の中から、お気に入りの写真だけを見たいときに便利な機能だ。なお、グルーピングした画像は、フジカラーの店舗やインターネットからの注文でフォトブックに仕上げることができる。

背面には、約23万ドットの2.7型TFTカラー液晶モニターを採用した

このほか、シャッターボタンを押してカメラを横方向に動かすと、最大3枚の画像が撮影され、ダイナミックなパノラマ写真に自動で合成する「ぐるっとパノラマ」や、自動シーン認識機能「シーンぴったりナビ」を搭載する。

レンズは、広角33mm~165mm相当の光学式5倍ズームレンズ。デジタルズームとの併用で、最大約33.5倍ズームが可能だ。

撮像素子は、正方画素を持つ1/2.3型の1400万画素CCDセンサー。サイズは93(W)×60.2(H)×27.8(D)mm、電池とメモリーカードを含む重量は約168g。