富士フイルムは25日、カラフルでスリムなボディに、約23万ドットの3.0型ワイドタッチパネル液晶を搭載した「FinePix Z90」を発表した。発売は2月11日で、価格はオープン。推定市場価格は2万円前後。ボディカラーをピンク、レッド、パープル、ブラックのビビッドな4色から選ぶことができる。
FinePix Z90では、カメラを縦にしたとき上下2画面に分けて画像を表示し、それぞれ独立して操作できる「2画面サクサク再生」や、カメラの縦向き・横向きを自動で判別し、それに合わせて液晶画面の表示を回転させる「タテヨコオート」など、ワイドタッチパネル液晶を生かした多彩な機能を装備。撮影時には、液晶画面上で撮りたい被写体にタッチしてピントを合わせ、自動でシャッターが切れる「タッチショット」や、タッチした部分にピントを合わせ、シャッターを切るまでピントを追従させ続ける新機能「タッチ追尾」も搭載した。
そのほか、ワンタッチでHD動画(1280×720ピクセル)撮影を開始する「動画撮影ボタン」や、撮影した動画を必要な部分のみ切り出す「動画カット」、複数回に分けて撮影した動画を1つのファイルとして保存する「動画連結」などの動画加工機能を搭載。また、YouTubeやmixi、FacebookなどのSNSサイトへ簡単に写真や動画を転送できる「ウェブアップロード」機能も搭載されている。
さらに、カメラを横方向に動かすことで最大3枚の画像が撮影され、パノラマ写真に自動で合成する「ぐるっとパノラマ」も搭載。撮影したパノラマ画像は「ぐるっとパノラマプリントサービス」で写真プリントとして残すことができる。
レンズは、広角28mm~140mm相当の光学式5倍ズームレンズ。デジタルズームとの併用で、最大約34倍ズームが可能だ。
撮像素子は、正方画素を持つ1/2.3型有効1420万画素CCDセンサー。電源は、充電式リチウムイオンバッテリー。サイズは95.4(W)×56.9(H)×20.1(D)mm、電池とメモリーカードを含む重量は約150g。