三井不動産レジデンシャルとHSBCプレミアは25日、台湾・シンガポール・オーストラリアなどアジア太平洋地域に居住し日本国内の住宅用不動産の購入を希望する外国人の顧客紹介に関して、業務提携したと発表した。

今回の業務提携では、三井不動産レジデンシャルが分譲する日本国内の新築マンションの購入を希望する外国人(上記の国と地域の居住者)で、香港上海銀行の預かり資産が1,000万円以上のマス富裕層向け金融サービスであるHSBCプレミアの顧客を対象として、新たに開発した不動産購入ローンを提供する。

なお、国際的な金融機関とディベロッパーの提携による、日本国内非居住の外国人を対象としたローンの販売は、「日本国内初」(両社)という。

同ローンの契約に際しては、日本でHSBCプレミアの口座を開設してもらい、顧客の専任担当者であるリレーションシップ・マネジャーがローン関連の契約書について英訳した補助資料を作成するとともに、英語で顧客の相談に対応する。

なお、三井不動産グループの不動産流通会社である三井不動産販売は、一昨年からHSBCプレミアと業務提携しており、今後、三井不動産販売が仲介する物件の購入を希望する顧客にも、上記のローンを紹介する。

三井不動産グループでは、成長著しい中国をはじめとする東アジアを戦略エリアと位置づけ、「住宅事業や商業施設事業など、各種プロジェクトを推進し、事業拡大を図っていく」としている。