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『小飼弾の「仕組み」進化論』(450円)。横組み表示で読みたい内容だ

論客として知られるプログラマー/アルファブロガーである小飼弾氏の著書『小飼弾の「仕組み」進化論』(日本実業出版社 2009年3月刊)が、iPhone/iPad向け電子書籍アプリとして発売された。価格は450円。

機械産業に限らず全ての会社は「仕組み」であり、さかんに言われる"ビジネスモデル"も「仕組み」の構築に他ならない。同書は冒頭で読者に「従来の仕組みが壊れていく今、あなたは自分が「働いている」と言い切れますか?」と問う。

現在、社会環境の変化が従来の仕組みの陳腐化を招き、その寿命がどんどん短くなっていくと共に、高度化した「仕組み」が人間に取って代わり、多くの仕事が機会によって「仕組み化」されていく状況にある。著者は自らのプログラマーとしての経験から、こうした環境の中で生き残っていくための「仕組み作り」と「働き方」を提言する。

また、過去にオン・ザ・エッヂ(現ライブドア)のCTOとして技術部門を率いた著者の仕事術も盛り込まれて、エンジニアだけでなく多くのビジネスパーソンにとって、自らの働き方を考えるのに役立つ一冊となっている。