東京メトロはこのほど、地下鉄銀座線の1編成のうち中間車2両にLED照明装置を搭載した。23日から運行を開始している。該当する編成は「38編成」(6両)で、LED化した車両は4号車と5号車。3月から同じ編成の2号車と3号車もLED化する。
搭載されたLED照明装置は同社と車両メーカー、照明装置メーカーが共同開発したという。LEDは照度が高く、直進性が特徴だ。しかし今回搭載した照明装置はLED光を均等に拡散し、やわらかで快適な配光になるよう工夫したとのこと。地下鉄車両がクリアすべき厳しい火災対策基準にも適合している。
同社によると、車内照明装置を従来の蛍光管からLED照明に交換すると、消費電力を35%以上削減できるという。LEDは蛍光管に比べて長寿命のため交換の頻度も下がり、廃棄物も削減できるため、環境負荷の低減にも貢献できるとのこと。