女優の常盤貴子と俳優の松尾スズキが22日、神奈川・横浜のスタジオで行われたドラマ『TAROの搭』(2月26日スタート NHK総合 毎週土曜 21:00~21:53 全4回)の会見に出席した。

土曜ドラマ『TAROの搭』の取材会に出席した松尾スズキ(左)と常盤貴子 拡大画像を見る

同作は、放送開始日である2月26日で生誕100年を迎える芸術家・岡本太郎の半生を、1970年に開催された大阪万博の会場に建てられた「太陽の塔」が完成するまでの軌跡を軸に描いていく。松尾スズキが岡本を演じ、常盤貴子が太郎のパートナーで養女の敏子を演じる。

松尾は「今までふざけた演技しかしたことがありませんでしたから、最初にお話をいただいた時は、『何で俺に?』と思いました(笑)」と話して笑いを誘うも、「大阪万博の"太陽の塔"のような突拍子のなさが僕とリンクしたようにも思えます。岡本さんは良く喋る方で、台本にはセリフが多く……。20数年役者をやっていますが、これほど喋ったのは初めてですね。毎日緊張の連続でした」と真剣な面持ちだった。

一方、常盤は「岡本さんは太陽のようにエネルギーを与えてくれる。万博を陰で支えた男たちの苦しみを知ることができました」と話していた。

岡本太郎が制作した椅子に彫刻や絵画、使用していた筆などを用意し、岡本邸を再現