『ザ・ビーチキーパー』(840円)。夏の海岸には、小さいがタチの悪い犯罪がウヨウヨ

作家・戸梶圭太の最新作『ザ・ビーチキーパー』(840円/徳間メディアプラス)が、電子書籍として発売された。紙の書籍は発売予定がなく、電子書籍でしか読むことができない書き下ろし長篇だ。

主人公・神谷渉はしらなみ海岸でビーチ監視を行うライフセーバー。つまらぬ浮気が原因で離婚され、ライフセービングだけが社会との残されたわずかな絆となった神谷は、さまざまな変人が出現するというこの海岸で海水浴客たちの安全管理に努めるのだが……。

著者本人が同書の発売を自身のTwitterアカウントで宣伝しており、曰く「ビーチの平和を守るビーチキーパーと実に日本的な小悪党たちとの闘いの日々の物語」。同作を書きはじめたきっかけや、シーズンオフ中の主人公のアルバイトなど、作品にまつわるちょっとした話も目にすることができる。

同作を配信するのは、ソニー「ReaderStore」、au「LISMO Book Store」、シャープ「TSUTAYA GALAPAGOS」。価格は840円。