台湾HTCが今年3月にも米国市場にAndroidベースのタブレットを投入する計画であると、台湾Digitimesが1月20日(現地時間)にサプライヤらの情報として報じている。「Flyer」と呼ばれるタブレット製品は同社Desireのスクリーンをそのまま拡大したような外見となっており、最新のAndroid 2.3 "Gingerbread"を搭載して登場することになるという。また時期は不明なものの、Android 3.0 "Honeycomb"へのアップグレードパスも用意されるようだ。
Digitimesによれば、HTCでは2011年前半に計3つのタブレット製品を投入する計画で、Flyerはその第1弾にあたるという。残りの2種類のタブレットはともにHoneycombを標準搭載する見込みで、6月の出荷が予定されている。米国でのFlyerの投入は3月で、携帯キャリアとの提携での販売になるようだ。また米国外でのFlyer投入は第2四半期を予定しているという。またDigitimesは他のソースとして、RIMのPlayBookとMotorolaのXoomがそれぞれ3月と4月に投入されることを報じている。これをベースにすれば、HTCのFlyer先行投入は、ライバル製品登場を牽制する狙いがありそうだ。