京王電鉄はこのほど、6000系電車の3月引退を発表した。同社では競馬場線と動物園線でヘッドマークを掲出するほか、3月上旬まで府中競馬正門前駅と多摩動物公園駅に記念スタンプを設置している。最終運転日は未定。
ヘッドマークは競馬場線(東府中駅 - 府中競馬正門前駅)の6416編成と6417編成で1月下旬まで掲出(土日祝日を除く)。また動物園線(高幡不動駅 - 多摩動物公園駅)で2月1日から3月上旬まで掲出する予定。ただし、両線とも点検などの都合で6000系以外の車両で運行する場合があるとのこと。
「6000系」は1972年から1991年まで304両が製造された電車。京王電鉄で初めての20m級大型車体で、側面に両開き扉を4つ配置した。また、同社で初めてワンハンドルマスコン、回生ブレーキを採用したという。京王線の標準型通勤電車として特急から各停まですべての種別に対応したほか、都営地下鉄新宿線にも乗り入れた。現在は主に競馬場線と動物園線で運行しているとのこと。