チューリッヒ保険会社は18日、通信販売による傷害保険の有料プランの国内加入者数が、2010年に100万人を突破したと発表した。

チューリッヒ保険では、ダイレクトメールを中心に、テレマーケティングやウェブなどを活用したダイレクトマーケティング(通販)の手法を通じて、クレジットカード会社や銀行、インターネットサービスプロバイダーなどの顧客に対し、傷害保険を案内している。

この分野においてチューリッヒ保険は順調にビジネスを拡大しているといい、「ここ数年は年20%以上の成長を維持している」(同社)。

近年保険市場の成長が鈍化する中、チューリッヒ保険はこれまで培ってきた経験とノウハウを駆使したダイレクトマーケティング手法、特に、「フリー・インシュアランス・プログラム」(※)というユニークなビジネスモデルを積極的に展開。「高い加入率と継続率を維持し、成長を続けてきた」(同)。

※ 「フリー・インシュアランス・プログラム」=チューリッヒ保険と提携企業(クレジットカード会社などの会員顧客を有する企業)が傷害保険の団体契約を結び、提携企業が保険料を負担して自社の会員向けに少額の傷害保険を無料提供するサービスをダイレクトメールなどで案内する。同時に、希望者が有料で加入できる大型の傷害保険プランも案内するプログラムとなっている

その結果、今回、個人向け傷害保険の有料プラン加入者数が100万人を超えた。また、このフリー・インシュアランス・プログラムによる無料プラン加入者数も400万人を超えた。

「フリー・インシュアランス・プログラム」スキーム図

チューリッヒ保険では、「今後も、多様化する顧客ニーズに応えるため、通販チャネルを積極的に展開し、顧客のニーズに合った方法で、より付加価値の高い商品、サービスの提供に努めていく」としている。