米Hewlett-Packard (HP)がPalmを買収して以降、その根幹技術の1つである「webOS」を使ったどのような製品が登場するかに注目が集まっていた。現在のところ、「Palm Pre」などの一部スマートフォンでのみ採用される同OSだが、2月9日(現地時間)に開催される予定のイベントでは、さらにタブレットやネットブックのカテゴリも加えたラインナップの大幅増強が予想されている。

現在、メディア関係者にはHPから2月9日に米カリフォルニア州サンフランシスコで開催予定のイベントの招待状が送付されており、「Think Big. Think Small. Think beyond.」をキャッチフレーズにしたwebOS製品発表会になることが予告されている。製品の概要については明らかにされていないが、以前に同社Personal Systems Group (PSG)部門CTOのPhil McKinney氏が自ら3種類のプロトタイプ製品のシルエットを公開していたように、タブレットなどスマートフォン以外の製品が含まれる可能性が高いようだ。またOSについてもwebOS 2.0の次のv2.xが発表されるとみられている。これはCNBCのMaria Bartiromo氏がHP EVPのTodd Bradley氏に行ったインタビューの中でも明らかにされており、「webOSの未来」「製品のカバー範囲を広げるもの」と形容されているようだ。

またArs Technicaでは、HPが販売店向けに提供しているトレーニング資料の中で、スマートフォン、タブレット、ノートPC (あるいはネットブック)型のシルエットの製品が登場している様子を紹介している。タブレットだけでなく、ネットブック、いわゆる「スマートブック」と呼ばれるような非Windows+x86環境のカテゴリもカバーすることになるかもしれない。