ヤマハは、米国アナハイムで開催された世界最大の楽器展示会「2011 NAMM Show」にて、シンセサイザー「MOTIF XF」の機能をiPadによりさらに拡張することができる4つのiPad対応アプリ「Keyboard Arp & Drum Pad」、「Faders & XY Pad」、「Multi Editor Essential」、「Voice Editor Essential」を発表した。
「Keyboard Arp & Drum Pad」は、Wi-Fi機能を使って本体から離れたところからMIDIノート信号をMOTIF XFに送信するアプリ。キーボード / アルペジエーター / ドラムパッド / リボンコントローラーなどを備える。
「Faders & XY Pad」は、Wi-Fi通信機能を使ってMOTIF XFにコントロールチェンジ信号を送ることのできるMIDIコントロールアプリ。8つのフェーダーにそれぞれ3つのコントロールチェンジパラメーターを設定し、50個までテンプレートに登録することが可能。複数のフェーダーを同時にコントロール可能なXYパッドモード、5種類のスキンなども搭載する。
「Multi Editor Essential」は、iPadの画面上でMOTIF XFのソングとパターンをミキシングできるエディターアプリ。各パートのボリューム、パン、コーラス、リバーブのセンドを調整、エフェクト、EQの詳細なエディットなども行える。
「Voice Editor Essential」は、iPad からMOTIF XFの音色エディットをWi-Fi 経由で行うアプリ。音色エディットの中でよく使われるEffectとEQパラメーターに特化されている。
なお、MOTIF XFを上記iPadアプリとワイヤレスでMIDI通信可能にする本体OSアップデータはアプリケーションの発売にあわせて公開予定とのこと。