あいおいニッセイ同和損害保険は17日、同社が全額出資する中国現地法人「愛和誼財産保険(中国)有限公司」が、中国保険監督管理委員会より浙江省での支店設立準備に関する認可を7日付けで取得したと発表した。浙江省に日系損保会社として支店を開設するのは、同社が初となるという。
同社は、2009年4月に同社天津支店を独資現地法人「愛和誼財産保険(中国)有限公司」に変更し、天津市を中心とした業務を展開してきた。今後は関連当局の審査を経て、7月にも同省杭州市に浙江支店の開業を目指すとしている。これにより、同社の中国拠点は天津市と合わせて2拠点となるほか、同社が所属するMS&ADインシュアランスグループが展開する中国拠点数は、計5拠点(天津市・浙江省・上海市・広東省・北京市)となる。
同社は、「今般、日系損保として初めて浙江省に営業拠点を開設することで、天津市と同様に高品質なサービスを提供していく」とコメントしている。
浙江省は、中国・上海市の南に接する華東経済地区の1つ。GDP順位は広東省他に次ぐ4番目(2009年度国家統計局 資料)で、経済が大きく発展している。