ひまわり証券はこのほど、同社が販売しているシステムトレード用売買システムについて、週間運用成績(1月10日~1月15日)のランキングを発表した。

同社では、システムトレード用売買システムとして、30本の先物対応システムと10本のFX対応システムを販売。また、同社のシステムトレードツールで使用可能な他社販売の売買システム2本を含めた先物・FX双方のシステムについて、それぞれ「週間ランキング」「月間ランキング」「年間ランキング」を公開している。

1月第2週(1月10日~1月15日)のNYダウ平均株価は、発表された雇用関連指標が市場予想を下回ったうえに、中国の預金準備率引き上げの発表などを受けて、利益を確定しようとする売りが優勢となる場面もみられた。しかし、ポルトガル政府が実施した国債入札が順調に進んだことで、くすぶっている欧州の財政不安がやや後退。さらに、大手企業の好決算も相まって、約2年6カ月ぶりの高値で引ける結果となった。

そうした中で発表された週間運用ランキングでは、先物部門において、同社オリジナルの逆張り系売買システム「マエストロ」が、9万円の利益を上げてランキングの第1位を獲得。同システムは、システムトレード参加者が増えることによって生じるマーケットインパクトを考慮したうえで、成績が向上する仕掛けと決済のタイミングを見計らって売買を行う100%開示型のシステム。2010年の成績では、90万円の利益を獲得している。

FX部門では、独自の論理によりトレンドの転換点を予測し、価格が大きく動きだす前に先手を打つというCIT開発の売買システム「CaesarFX GBP/USD」が、174.5ptの利益でランキングの第1位を獲得。同システムのロジックに組み込む指標は、数個程度と非常にシンプルでありながら、スイングトレード型としたことで利益の最大化を目指しつつ、スプレッドやスリッページによる影響が少ないトレードシステムとなっている。

運用成績 先物週間ランキング(2011年1月10日~1月15日)

順位 システム名 損益(万円) トレード回数 勝率(%)
第1位 マエストロ 3 0 9.0 3 100.0
第2位 R5 アクティブ 2 0 8.0 2 100.0
第3位 R5 バランス 2 0 8.0 2 100.0

運用成績 FX週間ランキング(2011年1月10日~1月15日)

順位 システム名 損益(pt) トレード回数 勝率(%)
第1位 CaesarFX GBP/USD 2 1 174.5 3 66.67
第2位 FX specialzoneSystemα 3 0 133.0 3 100.0
第3位 FX∞ EURUSD 1 0 120.8 1 100.0

10位までの運用成績 先物週次ランキング

(※勝率および取引回数には、引き分けも考慮されている)

なお、ひまわり証券で販売している売買システムの運用成績ランキング情報は、メールマガジンでも毎週配信している。

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