アニメ、ゲームなどの主題歌を中心に活躍するアーティスト・彩音が、2010年12月22日にリリースした待望の3rdアルバム「Lyricallya Candles」を引っ提げ、2011年1月9日、東京・渋谷のSHIBUYA-AXにてワンマンライブ「彩音 Live 2011@SHIBUYA-AX」を開催した。
会場に集まったおよそ1200人のファンが待ち受ける中、まずはメイド服姿の彩音がスクリーンに登場。公演に先駆けての注意事項などをアナウンスすると、スタートを待ちきれない観客から大きな歓声が上がる。そんな中、まずは3rdアルバム用に書き下ろされた新曲「Shining gate」のイントロがスタート。ステージの幕はいまだ下りたまま、曲に合わせるようにPVの映像が映し出されるが、時おり幕の内側、ステージ上で歌唱する彩音のシルエットが垣間見える。
そして文字通りの開幕。色とりどりのサイリウムの波に包まれて、白い衣装に身を包んだ彩音の姿がステージに登場する。年明けはじめということもあって、「みんな! あけおめ~!」という彩音のメッセージとともに、「Angelic bright」の激しいビートが奏でられる。
続く、OVA「眼鏡なカノジョ」のEDテーマ「眼鏡な理由」では、そのタイトルに合わせて、メガネをかけての熱唱。そして「静かなる瞬間の中で」をしっとりと歌い上げる。彩音がいったんステージを下りると、ふたたびメイド服姿の彩音がスクリーンに登場し、「Shining gate」のPVのメイキング映像が上映される。
衣装チェンジした彩音がステージに登場し、TVアニメ『11eyes』のOPテーマ「Arrival of Tears」のイントロがスタートすると、会場全体が真っ赤に染め上げられる。そして上着を脱ぎ捨てて、「その先にある、誰かの笑顔の為に」を披露。「昨日はアドレナリンが出ていまして、一睡もしていません!」と1年4カ月ぶりのワンマンライブにかける想いを語りつつ、「ずっと一緒にもっと遠くまで」「Endless Tears...」「永遠の向こう」で会場をさらなる盛り上がりへと誘う。
ここでいったん小休止。「ロマンシングストーリー」が奏でられる中、バンドメンバーおよびダンサーの紹介が行われる。そして今度は真っ赤な衣装に身を包み、「十字架に捧ぐ七重奏」「あの空の果てまで」を披露する。今回のアルバムでは半分以上を自分で歌詞を書いているという彩音は、「ブログなどで、彩音ちゃんの歌詞にすごく元気をもらったよと言われると、本当に生きていて良かったなと思います」というMCを挟んで、ここから一気にラストスパート。「ただ流るるままに」「思い出はゆびきりの記憶へ」をしっとりと歌い上げ、来場者への感謝を述べつつ、「Driveon dragoon」「GRAVITY ERROR」で、ライブ本編を締めくくる。
観客からのアンコールの声に応えて、3rdアルバムのジャケットや、PVに出ている“ナイト”のコスプレで登場した彩音。まずは大好きな曲というT.M.Revolutionの「ignited-イグナイテッド-」をカバー。そして初めて歌うというPSP『11eyes CrossOver』のOP主題歌「真実への鎮魂歌」を披露する。さらに衣装チェンジで、「ジャビットカチューシャ」を装着した彩音は、「ORANGE」を会場と一体になって熱唱。そして、「Lunatic Tears...」で会場を真紅に染め上げて、2時間を超えるライブの幕を閉じた。
「彩音 Live 2011@SHIBUYA-AX」セットリスト
M-01 | Shining gate |
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M-02 | Angelic bright |
M-03 | 眼鏡な理由 |
M-04 | 静かなる瞬間の中で |
M-05 | Arrival of Tears |
M-06 | その先にある、誰かの笑顔の為に |
M-07 | ずっと一緒にもっと遠くまで |
M-08 | Endless Tears... |
M-09 | 永遠の向こう |
M-10 | 十字架に捧ぐ七重奏 |
M-11 | あの空の果てまで |
M-12 | ただ流るるままに |
M-13 | 想い出はゆびきりの記憶へ |
M-14 | Driveon dragoon |
M-15 | GRAVITY ERROR |
<アンコール> | |
EC-01 | ignited -イグナイテッド- |
EC-02 | 真実への鎮魂歌 |
EC-03 | ORANGE |
EC-04 | Lunatic Tears... |