アサヒ飲料はこのほど、現代人の花粉症に対する意識と実態を探るため「第1回 花粉症意識・対策実態調査」を実施し、その結果を発表した。同調査は「花粉症の自覚がある」という全国7エリアの20~50代の男女1,600人を対象に行われた。
調査によると、花粉症の自覚症状がある人は全体の43.7%にのぼった。これを日本の総人口に当てはめて考えると、花粉症患者は全国で約5,500万人いると推定されるという。また、このうち約27.3%以上もの人が「過去5年以内に発症した」と回答しており、「過去1年以内」に限定しても7.7%という結果に。このことから、毎年約423万人が"花粉症デビュー"している可能性が明らかとなった。
次に、これまで行ったことのある花粉症対策について尋ねると、「マスクの着用」(65.5%)が最も多く、次いで「市販薬の使用」(60.1%)、「病院での処方薬を使用」(46.5%)と続いた。また、今後実践してみたい対策法を聞くと、「空気清浄機・加湿器等の使用」(77.6%)、「花粉症対策に良い食品を摂る」(72.1%)、「花粉症対策に良いお茶を飲む」(72.3%)などが目立った。さらに今回の調査では、こういった花粉症対策法には5段階のステージがあり、花粉症患者は症状の重さに比例して、高レベルの対策を試している実態も明らかとなっている。
また、こうした花粉症対策に「お金を掛けている」と回答した人は全体の78%に及び、月当たりの金額は約2,410円という結果に。この金額についても、自覚する症状の重さに比例して高くなることがわかった。