ビクター・JVCは13日、ハイビジョンムービー「Everio(エブリオ)」シリーズから「GS-TD1」を2月上旬に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は20万円前後。
同製品は、3D映像を構成する左目用と右目用の映像をともに1920フルハイビジョンで記録できるMPEG-4 MVC規格の「1920フルハイビジョン 3D記録モード」を搭載した3Dハイビジョンムービー。3D放送で採用されているサイドバイサイド方式に比べて2倍の水平画素数で記録できるため、高精細感と臨場感を両立した3D映像が撮影できるとのこと。
家庭用ビデオカメラとしては最高クラスの明るさがある「F1.2レンズ」と、総画素332万画素の「高感度B.S.I. CMOSセンサー」を左右独立して搭載。画像のノイズを低減してクッキリと表現でき、立体感のある3D映像を撮影できる。F1.2レンズと高感度センサーの組み合わせにより、暗くなりがちな3D映像を明るく撮影でき、室内での3D撮影にも対応する。
新開発のハイスピードプロセッサー(LSI)による高画質画像処理エンジン「FALCONBRID」を搭載しており、映像を全て高速処理することによって1チップで1920フルハイビジョン3D撮影を可能にしている。きめ細かな制御を高速に処理することで、変化するシーンへの追従性を高めて常に最適な画質で3D撮影が行えるという。
そのほか、同社最高峰の「GTレンズ」を2つ並列使用した"JVC 3D TWIN HD"「GTレンズ」、左右映像の位置を誤差なく合わせる「光学5倍3Dズーム」、「グラスレス対応3Dタッチパネル」を採用した92万画素の3.5型液晶モニターなどを搭載し、同社独自の「バイフォニック」技術による「3Dサウンド」も実現している。
記録モードは、「1920フルハイビジョン 3D記録モード」のほか、3D放送と同じサイドバイサイド方式の3D記録モード、従来のAVCHD規格である2D記録モードも用意され、2.1メガの3D静止画撮影機能も搭載している。
記録メディアには64GBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。突起物を含む外形寸法は102(W)mm×64(H)mm×186(D)mmで、バッテリーを含む本体質量は約675g。