ハンファジャパンは13日、「UMAZONe」ブランドの低価格ドライブレコーダー「DVR-ED2」を発表し、同日よりweb限定で販売を開始した。価格はオープンで、同社のショッピングサイトでの価格は9,800円。

同社では、「ITB-70」(同社のショッピングサイトでの販売価格:1万7,800円)などの低価格なドライブレコーダーを発売しているが、DVR-ED2は、それら既存の低価格ドライブレコーダーとは若干路線が異なる製品だ。まず、DVR-ED2には、衝撃などを検知するための加速度センサーが搭載されていない。何かあったときに、その前後を記録するというのではなく、ひたすら記録し続けるという製品だ(エンジンのオン/オフに連動して撮影を開始する)。また、GPSも装備していないため、移動経路などを記録することもできない。では、低価格だが低機能なモデルなのかというと、単純にそういうわけではない。同社の低価格なレコーダーでは、撮影モードなどの設定はPC上で行い、その設定をSDカード経由で本体に読み込ませる必要があった。それに対してDVR-ED2では、本体に2.5インチのカラー液晶画面を装備。本体だけで各種設定を行うことができる。もちろん、液晶パネルは設定だけに使用するのではなく、撮影した映像の確認や、撮影中の景色などを表示することも可能となっている。PCレスでの手軽な運用が可能だ。

加速度センサーやGPSなどは搭載されていないが、液晶画面が装備されており、PCレスでの運用が可能。液晶画面は、不要なときには折り畳んでおくことができる

設置は吸盤アームでフロントガラスに取り付けるだけ

1/4型、130万画素のCMOSセンサーを搭載しており、撮影可能な解像度は1280×960/720×480/640×480の3パターン。保存形式はMotionJPEG(AVI)。レンズの視野角は水平90°×垂直60°。撮影した映像は、2分(5分/15分に切り換え可能)ごとに1ファイルとして保存される(メディアが一杯になった場合、古い映像から上書きされる)。記録メディアはSD/SDHCカードで、Class 6以上のものが推奨されている(メディアは別売)。8GBのSDHCカードを使用した場合、1280×960の解像度で、約135分の映像を記録可能だ。また、電源はシガーバッテリーから採るが、本体にリチウムポリマーバッテリも内蔵。フル充電の場合、約80分の連続駆動が可能だ。本体は付属の吸盤アームによってフロントガラスに取り付けるのだが、吸盤アームと本体とはカメラの三脚用のねじで固定されているだけで、簡単に取り外すことが可能だ。本体サイズは約63(W)×100(H)×23(D)mm。質量は約98g。