SBI証券は12日、「ベトナム株式取引」の提供を、2011年1月17日(予定)から開始することにしたと発表した。同取引では原則、ホーチミン証券取引所、ハノイ証券取引所に上場している全銘柄である約600銘柄を取引できる。

同社ではこれまで、2003年8月に米国株式取引を開始したのを皮切りに、2005年3月に中国株式取引、2005年5月に韓国株式取引、2009年11月には、「大手ネット証券初」(SBI証券)というロシア株式の取扱いを開始した。

今回のベトナム株式取引の提供開始により、今後の高い経済成長が期待されるベトナムへの投資機会を提供することが可能となり、「ますます高まる個人投資家のグローバルな投資ニーズに応えることができるものと期待している」(同社)。

取引方法は、電話注文のみの受付となりインターネット、モバイル端末、IVRでの注文は受け付けない。取引時間(日本時間)は、ホーチミン証券取引所が10:30~12:30、ハノイ証券取引所が10:30~13:00。決済方法はベトナムドンのみ。ベトナム株式取引はベトナムドンでの完全前受金制となり、買付の際は事前に「為替取引(円⇒ベトナムドン)」を行う必要がある。