富士通は12日、2011年春モデルの1つとして、専用メガネなしでの3Dコンテンツ視聴が可能なグラスレス3Dパソコン「ESPRIMO FH99/CM」を発表した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は260,000円前後。2月25日の発売を予定している。
「ESPRIMO FH99/CM」は、独自技術により、干渉縞が発生しやすい・視野角の狭さ・小型化が困難といったグラスレス3Dの問題を解決。製造コストも抑えることで、個人向けパソコンでのグラスレス3D化を実現した。
市販のブルーレイ3Dソフト、3Dテレビ番組、パソコン内蔵の3Dカメラで撮影した映像はそのままグラスレス3Dで視聴することができ、2D映像を3Dに変換する専用ソフトウェアによる3Dコンテンツもグラスレス3Dで視聴可能。同社では円偏光方式の3Dパソコン「ESPRIMO FH98/CM」も発表しているが、「FH99/CM」のグラスレス3Dは自然な3D映像を手軽に楽しみたいユーザー向け、「FH98/CM」の映画館のような3Dの迫力を求めるユーザー向けとして位置づけている。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-2630QM(2.00GHz)、チップセットがIntel H65 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 3000(CPU内蔵)、メモリがPC3-10600 4GB(2GB×2、最大8GB)、ストレージが約2TB SATA HDD、光学ドライブがBlu-ray Discドライブ(スーパーマルチドライブ機能対応)、ディスプレイが23型ワイドスーパーファイン液晶(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 7 Home Premium 64bit版。
インタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 3.0×2、USB 2.0×4、HDMI入力、マイク入力/ライン入力端子×1、ヘッドホン出力/ライン出力端子×1、ダイレクト・メモリスロット、約130万画素Webカメラ×2、3波対応ハイビジョンテレビチューナー(ダブル録が/ダブルAVCREC対応)など。本体サイズ・重量は、W568×D222×H438mm、約13.4kg。