富士通は12日、デスクトップPC「ESPRIMO」のラインナップを一新し、2011年春モデルとして8機種を発表した。最新の第2世代Intel Core(Sandy Bridge)搭載モデルの投入や地デジ対応モデルの拡充を行っている。発売は1月20日より順次。OSはすべてWindows 7 Home Premium 64bit版となる。
FHシリーズ
エンターテイメントデスクトップPCという位置づけの「FHシリーズ」では、世界初のグラスレス3Dパソコン「ESPRIMO FH99/CM」のほかに5機種を発表。1機種を除いて10倍録画対応の3波対応デジタルテレビチューナー2基とBlu-ray Discドライブを搭載。上位モデルでは第2世代Intel Coreを搭載しており、高いエンターテイメント性能を誇る。
第2世代Intel Core搭載モデルは「ESPRIMO FH99/CM」のほか2機種。「ESPRIMO FH98/CM」は、CPUにIntel Core i7-2630QM(2.00GHz)、メモリは4GB、HDDは約2TBを搭載。グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000を使用する。ディスプレイはフルHD(1,920×1,080ドット)対応の23型ワイドスーパーファインVX液晶を採用しており、円偏光方式の3D表示が可能だ。ブラック/ホワイトの2色が用意され、店頭予想価格は250,000円前後。1月20日の発売を予定している。
「ESPRIMO FH76/CD」は、CPUにIntel Core i5-2520M(2.50GHz)、メモリは4GB、HDDは約1.5TBを搭載。こちらもグラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000を使用し、ディスプレイは23型ワイドスーパーファインVX液晶(3D非対応)。カラーはブラック/ホワイト/レッドの3色。店頭予想価格および発売時期は未定。
第2世代Intel Core以外のCPUを搭載するのは3機種。「ESPRIMO FH58/CM」と「ESPRIMO FH55/CD」はいずれもIntel Core i5-560M(2.66GHz)と4GBのメモリを搭載し、CPU内蔵のIntel HD Graphicsを使用する。ディスプレイは20型ワイドのスーパーファインVX液晶(1,600×900ドット)。3D対応・2TB HDD搭載の「ESPRIMO FH58/CM」にはブラック/ホワイトの2色で、店頭予想価格は210,000円強。3D非対応・1.5TB HDD搭載の「ESPRIMO FH55/CD」はブラック/ホワイト/レッドの3色で、店頭予想価格は190,000円前後。発売は1月20日の予定。
また、「FHシリーズ」中で唯一チューナーが通常の地デジチューナー2基で光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブとなるのが、Pentium P6200(2.13GHz)搭載の「ESPRIMO FH52/CT」。20型ワイドのタッチパネル式液晶ディスプレイ(1,600×900ドット)を採用したタッチモデルとなっており、ブラック/ホワイト/レッドの3色が用意される。店頭予想価格は150,000円前後で、1月20日発売予定。
EHシリーズ
テレビチューナー搭載のエントリーモデルとなるのが「EHシリーズ」。新製品はAPUとしてAMD デュアルコア・プロセッサ E-350+AMD Radeon HD 6130を搭載した「ESPRIMO EH30/CT」1機種で、地上デジタルテレビチューナー1基を搭載。メモリは4GB、HDDは約500GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイは20型ワイドスーパーファインVX液晶(1,600×900ドット)となる。ブラック/ホワイトの2色で、店頭予想価格は130,000円前後。2月3日の発売を予定する。
DHシリーズ
スリムタワーの「DHシリーズ」に発表された新製品は2機種で、いずれもテレビ機能を搭載しない。上位モデルとなる「ESPRIMO DH77/C」は、第2世代Intel CoreのIntel Core i7-2600(3.40GHz)を採用。メモリは4GB、HDDは約1TB、光学ドライブはBlu-ray Discドライブ、ディスプレイは24型ワイドスーパーファインVX液晶(1,920×1,080ドット)。価格は200,000円前後で、1月20日発売予定。
下位モデルの「ESPRIMO DH53/C」は、CPUがIntel Core i3-550(3.20GHz)、メモリが2GB、HDDが約500GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが22型ワイドスーパーファインVX液晶(1,680×1,050ドット)。価格は130,000円前後で、1月20日発売予定。