米AMDは1月10日 (現地時間)、社長兼CEOのDirk Meyer氏の辞任を発表した。同社取締役会はCFOのThomas Seifert氏を暫定CEOに任命、すぐにCEO Search Committeeを組織して後任CEOを選定する作業に入った。
CEO Search Committeeは取締役会チェアマンのBruce Claflin氏が率い、同氏はエグゼクティブチェアマンとしてCEO移行期間の事業を監督する責任も担う。Seifert氏は暫定CEOとCFOを兼務し、次期CEO候補と見なさないことで取締役会と合意しているという。
「Dirk (Meyer氏)は困難な時期にCEOに就任したが、GLOBALFOUNDRIESの発足、Intelとの法廷闘争の和解、Fusion APUの市場投入など、戦略的な成果とともにAMDを安定に導くことに成功した。いまわれわれは株主の価値を高められるチャンスに直面しており、その実現のためには飛躍的な成長、市場におけるリーダーシップの確立、財政改善が求められる。このタイミングでのリーダーの交代によって、これらの目標達成に向けた企業の歩みに加速をつけられると信じている」とClaflin氏はコメントしている。