セゾン自動車火災保険は7日、年齢別の事故率をより反映させた、1歳刻みの保険料体系の通販型自動車保険『おとなの自動車保険』を開発し、1月11日から販売開始すると発表した(補償開始は3月1日以降)。

同社の自動車保険は従来、同居の家族内の最若年運転者の年齢によって「運転者年齢条件」を設定することになっており、保険料が最も安くなる運転者年齢条件の設定は、「35歳以上補償」までだった。

だが同社によると、35歳以上の事故の少ない顧客らから、「これよりも安くなる年齢条件の設定はないのか」などといった声が寄せられていたという。同社では、より顧客一人ひとりのリスクの実態にあった保険料を提供するとし、「運転者年齢条件」を廃止し、主な運転者の年齢にあわせた1歳刻み(70歳まで)の保険料体系を採用した自動車保険を開発することにした。

「おとなの自動車保険」では、主な運転者の年齢別保険料体系の採用により、事故率の低い40代・50代が最も割安となる保険料体系としている。また、運転者年齢条件を廃止しているため、「家族で車一台を共有する場合などには、特に合理的な保険料設定が可能となっている」(セゾン自動車火災保険)。

また、インターネットで加入の場合、新規・更新を問わず10,000円割引となる。証券不要割引を選択すると、さらに600円割引となる(保険契約内容は、常にWeb上で確認可)。そのほか、ゴールド免許割引、電気・ハイブリッド車割引、新車割引など、さまざまな割引を用意。使用目的・走行距離区分・主な使用地など、「より顧客一人ひとりのリスク実態を反映するためのリスク細分項目を設定した」(同社)としている。

さらに、「対人賠償」「対物賠償」「無保険車傷害」の基本補償はすべて無制限のみとし、人身傷害保険や車両保険などそれ以外の補償は、ネット上で各保険料をみながらニーズや予算などにあわせて自由に選べるようにした。特に自動車保険以外のサービスと重複する可能性のある「ロードアシスタンス」については、自動付帯ではなく、内訳保険料を提示し選択できるようにしているという。