三菱電機は7日、3D映像の再生に対応したフルハイビジョンのホームシアタープロジェクター「LVP-HC9000D」を2月14日に、「LVP-HC9000DW」を3月中旬に発売すると発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格は59万8,000円。
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「LVP-HC9000D」(黒)と「LVP-HC9000DW」(白)。色の違いのみでスペックは同じ |
今回発表された2製品は、3D映像の伝送方法であるフレームパッキング方式とSide by Side方式に対応し、ブルーレイ3Dパッケージソフトや3D放送なども高画質で楽しめるホームシアタープロジェクター。3Dメガネ(1万3,000円)や3Dエミッター(9,900円)は別売のオプションとなるが、同社液晶テレビ「REAL MDR1シリーズ」のメガネも使用可能。
反射型液晶パネル「SXRD」と新開発の光学補償板を採用したことで高コントラストを実現。さらに、調整可能な可変アイリスによって深い黒色を再現し、アイリス閉時には最大120,000 : 1の相当の黒レベルを実現する。パネルの画素数は約622万画素で、駆動方式は3原色液晶シャッター方式、光源に230Wの高圧水銀ランプを採用している。
また、毎秒24コマの映画ソフトに対応したFRC(フレームレートコンバータ)を搭載し、コンテンツにあわせた最適なコマ数に補間して映像を作成することが可能。縦横斜め全方向の動きに対して動画のボヤケを抑制し、素早い動きも残像感を少なく滑らかに再現する。毎秒24コマの映画ソフトでは、フィルム特有の動き(カタカタ感)を残しながらクッキリ鮮明な映像を再現できる。
その他、スクリーンの上下100%、左右45%までの調整が行える電動式レンズシフト機能を搭載。1.8倍電動ズームレンズの採用により、投射距離は100形で3.4mから6.3mまで対応できる。R / G / B / C / M / Yを個別に色合い調整するカラーマネージメント機能も用意されている。
入力端子は、HDMI端子×2(3D対応 / DeepColor対応)、コンポーネントRCA端子×1、コンポジットRCA端子×1、S端子×1、アナログRGB端子×1のほか、シリアル端子×1(D-Sub9ピン / RS232C準拠)、トリガー端子×2なども装備する。外形寸法は482(W)mm×215(H)mm×530(D)mmで、質量は14.5kg。
