米Googleは1月5日(現地時間)、次期モバイルOS「Android 3.0 "Honeycomb"」のプレビューを公開した。2.xなどに比べてUIが全面刷新されたのが最大の特徴で、MotorolaやLGなどがすでに同OSを搭載したタブレット製品を発表している。だが電子書籍端末という視点からいえば、もう1つの大きなポイントは「Google eBooks」への対応にあり、通常のWeb版よりも進化したライブラリ画面やスムーズなページ遷移動作が楽しめるのが特徴だ。
デビュー時点で300万冊のライブラリを備えたGoogle eBooksは非常に高い競争力を持つが、Honeycomb対応によってAndroidタブレットは標準で電子書籍端末としても利用できるようになる。強力なプロセッサパワーを利用したマルチタスクに、3D表示やオフライン動作に対応した新型Google Mapsなど、小型・省電力を目指したスマートフォンとは異なる進化を享受できるのがタブレットのメリットだといえる。電子書籍専用端末では実現できない、新たな楽しみ方が考えられるだろう。