三井住友海上火災保険は6日、同社のベンチャーキャピタル子会社である三井住友海上キャピタルが、アジア地域のベンチャー・中小企業投資を拡大するため、総額約20億円のファンドを組成すると発表した。

また、世界有数の新興国ベンチャー・中小企業投資会社である英国オレオス・キャピタルと投資先支援等に関する業務提携契約を締結した。

この提携により、三井住友海上キャピタルの投資先企業(国内)とオレオス・キャピタルの投資先企業(東南アジア)とを結び付け、販路開拓や業務提携などを通じて、両社の投資先企業の事業拡大を支援することを目指す。

三井住友海上火災では、海外の成長地域における損保・生保事業へ積極的な事業投資を行っている。今後、金融サービス事業としてのベンチャー企業投資においても、「高い成長力が見込まれるアジア地域への積極的な投資を進めていく」としている。