大韓航空は4日、6月より就航が予定されている総2階建て次世代航空機「A380」の2階席全94席をビジネスクラスに設定すると発表した。同社によると、現在運航中の同型機において、ワンフロアすべてがビジネスクラスというレイアウトは世界初となるという。

「プレステージスリーパーシート」(イメージ)

A380は、"空飛ぶホテル"と呼ばれる世界最大の次世代航空機。今回、同機のビジネスクラスに導入される座席は、180度フルフラットシートの「プレステージスリーパーシート」となる。座席間隔は188cm(74インチ)で、ゆったりとした空間が特徴。

1階前方にはファーストクラスを12席、後方にはエコノミークラスを301席配置。エコノミークラスの座席間隔は86cm(34インチ)と、同型機同クラスの中でも最大級の広さとなるという。

同機は6月より、成田 - 仁川線、仁川 - 香港線 / バンコク線に就航するほか、8月からはアメリカ、ヨーロッパの長距離路線でも運航が計画されている。導入される機体数は、2011年末までに5機、2014年までに5機の合わせて10機を予定。