2011年年頭のご挨拶
- "知恵と工夫"で新しい時代を「創造」する
伊藤忠テクノソリューションズ
代表取締役社長 奥田陽一
明けましておめでとうございます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 昨年は、顧客企業のIT 投資に対する慎重な姿勢が強く、予想通り厳しい状況で推移しましたが、CTCグループは、年初に掲げたスローガンの通り、着実な「成長」を実行できた年であったと思います。グループ総合力を活かした引き合いが活発化し、仮想化や統合化、データセンタービジネスなど、同業他社に先駆けた取り組みも積極展開しました。とりわけクラウド分野では、新ブランド「cloudage(クラウデージ)」を立ち上げ、クラウド関連サービスを体系化し、クラウドビジネスに取り組む強い姿勢を打ち出しました。
2011年の経済環境は、2010年同様ほぼ横ばいと見ています。お客様のIT投資は、引き続き選別的かつ戦略的です。お客様から求められる役割や業務範囲、期待が大きくなる中、2011年は自らの新しい価値を改めて創っていかねばならない年と捉えています。
そこで掲げる今年のスローガンは「創造」です。お客様に新しい提案をする、新たなお客様を開拓する、新しいサービスや従来と異なるビジネスモデルを創り上げるなど、様々な思いを込めました。
このスローガンのもと、2011 年もお客様の収益拡大に資する戦略分野に対して、これまで以上に魅力的な提案を推し進めていきます。また、クラウドビジネスにおいては、自社データセンター、大規模インフラ構築力、マルチベンダー対応力、アプリケーション開発・運用力など、クラウドビジネスの推進に必要な技術と要素をフルに活用し、独自サービスを一層強化・拡充していきます。さらに、2012 年度開設予定の新データセンター建設に向けた取り組みを加速するとともに、お客様のグローバル化に合わせ海外拠点設立に向けた準備も進め、CTCが進めるサービス、開発・SI、製品販売の3つの事業領域をバランスよく強化していきます。
従来と違う価値を創り出し、新たな付加価値としてお客様に提供するためには「知恵と工夫」が不可欠です。グループ全社員が「創造」のスローガンのもと、知恵と工夫で付加価値を高める年としたいと思います。