パパ、東京スカイツリーって、完成したら何メートルになるか知ってる?」
息子(小4)の、普段からは想像できない高尚な質問に、私は晩酌のサッポロクリーミーホワイトを吹き出しそうになりながら、しどろもどろで答えた。
500メートルくらい? って、そんなに高いわけないか。ハハハ。
「ブッブー! 答えは634メートルでしたー。500メートルは、もう今(建設中)の時点で超えちゃってるんだって。」
えっ、そんなにデカイの!? …本物、見てみたいか? 目を輝かせて、大きく頷く息子。

そんなわけで、暮れも押し迫った日曜、ニチアサキッズを見終えてから、私たち家族は4人で東京スカイツリー(以下「スカイツリー」)へと赴いたのだった。ポケットに、最近お気に入りのハイブリッドGPSカメラ「EX-H20G」を携えて。

11月末に発売された、ハイブリッドGPSカメラ「EX-H20G」

人気の撮影ポイントをチェック!

スカイツリーの最寄り駅は、東武伊勢崎線 業平橋駅、もしくは東京メトロ半蔵門線・都営浅草線 押上駅。田園都市線沿線に住んでいる私としては押上駅なら乗り換えなしで行けるのだが、今回はそこを敢えて東京メトロ銀座線 浅草駅で下車してみた。

というのも、浅草駅を出て吾妻橋方向にカメラを向けると、墨田川と、かの有名なフィリップ・スタルク作「フラムドール(黄金の炎)」を抱くアサヒビール本社、そしてスカイツリーを同一フレーム上に収めることができるのだ。

浅草駅前からもスカイツリーが見える

「炎なの? どちらかといえば…」

これっ、(お約束とはいえ)そこから先はいうんじゃないよ。

観光船乗り場付近を中心に、眺望の開けた写真が撮れる

吾妻橋を渡って隅田川沿いを歩いて行くと、墨田区役所。勝海舟の像とスカイツリーの2ショットも望める

この周辺は桜の木が多い。春になると人気の撮影ポイントになりそう

浅草からアプローチするメリットは他にもある。隅田川のほとりに、スカイツリー愛好家が集う甘味処「枕橋茶や」があるのだ。まず、ここでスカイツリー情報を仕入れて行くのもおすすめ。撮影ポイントが網羅された周辺ガイドマップも手に入る。

「枕橋茶や」の隣も撮影ポイント。東武線の電車(できれば特急スペーシア)が来るのを待ってみよう

源森橋には屋形船が係留されており、下町の風情とスカイツリーの調和を画にできる

さて、枕橋から北十間川に沿って業平橋駅方向へと歩く。

「ねぇ、パパはスカイツリーに行ったことないのに、道がわかるの?」

まぁ、目の前に大きく見えているからね。それに、どの道を歩けば一番近いかは、これを見れば大体わかるんだよ。

液晶モニター上で現在地と移動軌跡、道路図から進むべき方向がわかるので、行ったことがない場所でも大変心強い

「あ、カメラに地図が! この赤い点は歩いてきたところ?」

そう。そして、青い丸が写真を撮った場所。青丸に入っている白い線は、撮影時にカメラが向いていた方向だよ。そして、この周辺でどんな写真を撮ったかが、右側に表示されているわけ。

液晶モニター上で現在地と移動軌跡、道路図から進むべき方向がわかるので、行ったことがない場所でも大変心強い

「方向まで出るの!? すごい!」「カーナビみたいだね!」

撮影した写真には、自動的に地名が結び付けられるのが嬉しい。これもEX-H20Gならではの機能

子どもたち、大興奮。……次ページでは、あの名物"タワー料理"と対面