陽も落ち、寺社巡りも一段落したところで、たくさんのお土産屋さんが並ぶ祇園にて"お土産タイム"にすることに。緑ドットは、この付近にも3つあり、最初に訪れたのは創作京料理の「北郎」さん。「料理人になるため生まれ、死ぬまで、みなさまに喜ばれる料理を作ります。」という筋金入りの料理人がつくる独創的な京料理を楽しめるココ、生湯葉、椎茸、山椒、ちりめんじゃこを使い、さっと炊き上げた佃煮「お豆の旅」はお土産にも喜ばれそう。
続いて向かったのは、「幾岡屋」。"舞妓さんの小間物全てを品揃えできる店"というだけあって、狭い店内にはかんざしや手ぬぐい、がま口など和雑貨がところ狭しと並んでいる。100選説明によると、中でもおすすめなのが、芸妓・舞妓さんが宴席で使用する「花名刺」。普通の名刺を半分に折ったほどの大きさの花名刺では、梅や桜、祇園祭の山鉾など京都の四季が和紙に手刷りされていて可愛らしい。
幾岡屋から八坂神社方向に少し戻ると、もうひとつのおすすめスポット「花見小路・西花見小路」が待ち構えている。建仁寺へと続く、お茶屋さんや飲食店が並ぶ花見小路の1本西側に入ったところが西花見小路。車が通らないほど道幅が狭い石畳の路地は、古きよき京都の風情を感じさせてくれ、「テレビCMの撮影にもよく使われているのよ」と地元の方が教えてくれた。花見小路よりも静かで、穴場感もたっぷり! 摘草料理で有名な「美山荘」プロデュースのギャラリーカフェ「OKU」も発見しました(ちょっとのぞき見)。
リーズナブルに"庭園ディナー"を楽しむには…
お茶屋カフェ「CAFE冨月」で小腹を満たしたところで、「四条河原町」に移動。向かった目的は、"あぶらとり紙"。京都のあぶらとり紙といえば、修学旅行生でにぎわう「よーじや」がパっと思いつくが、JTB添乗員さんが今回オススメするのは「左り馬のあぶらとり紙」。芸能人の愛用者もいるらしく、龍馬バージョンのあぶらとり紙までそろえているからお土産に重宝しそう。ちなみに、左り馬本店のすぐ近くの河原町通蛸薬師下ル西側には、龍馬が遭難(絶命)した場所である事を伝える碑もあって、歴史好きもおさえておきたいところ。
買い物をたっぷり楽しんだ後は、夕食の時間。「京都市役所前」までバスで進み、100選でおすすめされている「がんこ 高瀬川二条苑」へ向かうことに。豪商・角倉了以の別邸跡にある同店は、お庭がとってもキレイらしい…ということで期待大。
「京都市役所前」で降りると既に真っ暗。EX-H20Gの「現在位置表示」を頼りに暗い道を目的地に向かって進んでようやく到着した「がんこ 高瀬川二条苑」。いつも迷子になるときって、自分がどこにいるのかわからなくなっていることが多いなと気づく |
宴会客で溢れる中、1人で窓際に陣取り高瀬川源流庭園を眺め、しばし優雅なひととき……(1人でも歓迎ですよ、と優しい店員さん)。ちなみに、立地が立地なだけにお値段も相当…と思いきや、お寿司のセットメニューが780円~というリーズナブルな価格設定。ここは海外からの来客時にも是非活用したい。
そして…今回の旅の最後の目的地である、鴨川と木屋町通りに挟まれた、花街・先斗町へ。JTB添乗員さんによるオススメが「"夜"の先斗町」となっているだけあって、飲食店が連なる細い路はネオンが灯り、風情たっぷり。仕事を終えた会社員、カップル、友だち連れが狭い通りのそこかしこに。たとえおなかがいっぱいでゴハンの予定がなくとも、雰囲気を感じるだけでも楽しめる場所です。
穴場スポット、のこり90個は?
ちょっと駆け足だったけれど約10箇所の京都オススメ&穴場スポットに迷わずたどり着け、充実した気分で帰りの新幹線に。今まで知らなかった場所や、そこに向かう途中に見つけたお店、話しかけてくれた地元の方々……新しい発見が多かった、冬の京都旅。方向音痴の私にとっては、EX-H20Gの「現在位置表示」、「移動軌跡」("どの方向から歩いてきたのか"や"1回通った道"がわかる!)という地図機能がとっても役立ったのでした。
何よりも、地図上にびっしりと表示された、移動軌跡が今日楽しんだ証拠! たくさん歩いた証拠も得られたことで、痩せたかなと勝手に期待してみたり……。ちなみに、今回巡ったおすすめスポット以外の約90個にはどんな京都の穴場が? と気になった人、JTB添乗員さんオススメ京都スポットSDカード(2GB)が付属されるのは2011年1月10日までなのでお見逃しなく。