"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは家計の節約。妻たちは家計のどの部分を「仕分け」対象候補にあげているのだろうか?
今回紹介するのは、田中貴金属工業が実施した「第3回日本人の"コツコツ"調査」。11月22日~24日、1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)居住の会社員624人を対象にインターネット調査した。
まずは今年コツコツ頑張ったことについて。こちら男女合わせての結果(未婚も含む)となるが、1位「仕事」(63.9%)、2位「節約」(29.6%)、3位「貯金」(25.8%)。一方、来年コツコツと頑張りたいことでは、「貯金」(54.6%)がトップ。2位は「仕事」(53.8%)、3位は「節約」(33.8%)だった。
日頃コツコツと節約していることについては、「カードを支払ってカードポイントをためる」が57.1%ともっとも多く、「外食を控える」(44.4%)、「自炊する」(37.0%)と続いた。今年1年間でコツコツ節約したものについて金額に換算してどれくらいになるかを聞いたところ、平均は6万4,727円で、男女別では男性が7万5,531円、女性が5万4,139円だった。
さて気になる「家庭内仕分け」についてみていこう。既婚女性に「家庭内でコツコツ"仕分け"ていきたいものはなんですか」と聞いたところ、トップは「夫の小遣い関係」(40人)と男性陣には厳しい結果に。2位は「食費関係」(35人)、3位は「外食」(19人)だった。ちなみに既婚男性が仕分けたいものは1位「外食」(24人)、2位「食費関係」(19人)、3位「携帯代」(16人)。「ちょっと外食を減らそうか」と妻に提案したい夫もいるだろうが、「それより先にあなたのお小遣いから減らすべきよ」と返される可能性はかなり高いといえそうだ。