米Harris Interactiveの最新調査によれば米国人の5人に1人が2014年までにiPadなどのタブレット型デバイスを購入する意向だといい、タブレットはコンシューマIT市場において重要な役割を担いつつある。こうしたなか、英国のある調査会社が行った最新アンケートによれば、iPadオーナーのうち実に17%が2台以上のタブレットを所有しているといい、家庭内でもよりパーソナルなデバイスとして活躍している様子がうかがえる。
今回の調査報告は英国のYouGovが2010年11月に1667人のタブレット型デバイスユーザー(Amazon KindleやSony Readerなども含む)を対象に実施したもので、所有するデバイスの種類や利用傾向などがアンケート結果としてまとめられている。電子ブックリーダーを除くタブレット型デバイスを持つユーザーの内訳は、1台所有が81%、2台以上が18%となっており、個人または家庭内で2台以上のデバイスを持つユーザーが2割近くいることがわかる。
このうち、iPadのオーナーに対してタブレットデバイスの所有数を確認すると、1台所有者が81%、2台以上所有者が17%となり、iPadオーナーの実に17%が2台以上のタブレットを所有していることになる。
この2台目のデバイスがiPadかは不明だが、家庭内でタブレットが複数存在するのは、互いに1つのデバイスを共有するのではなく、個人用のデバイスをさらにもう1台購入するという形になっているためのようだ。それはアンケート結果にも出ており、2台以上のタブレットを所有するユーザーのうち、その約半数が「家人がタブレットを占有しているため、もう1台購入した」と購入理由を説明している。それ以外にも子供などへのプレゼントとして与えたといった回答もあり、よりパーソナルなデバイスとしてのタブレットの利用像が浮かんでくる。